2020/08/12
1〜3巻
今と比べるとだいぶダークでガッツも荒んでるなぁ
でもなんだかんで捨て切れてなくて、きつい事を自分に言い聞かせてる感じ
ベルセルクになり切れないからこそ戦い続ける事ができた感じなのかねぇ
戦闘自体は血生臭い、骨を折らせて骨を経断つみたいな戦闘ですけどね…
こんなに早く黄金時代編なのは思い違いでしたね
まぁ1ストーリー終えて動機に入るのは正しい流れか。
あと久しぶりすぎて、「そういえばベルセルク無双で見たやつだ!」みたいな感じでしたね
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4〜6巻
やっぱり黄金時代編は引き込まれるなぁ
ガッツの育ちはかなり悲惨な感じですよね
それでも育ての親の気紛れのような一度きりの優しさにすがって、認められようと足掻く姿とか真に迫ってるんだよなぁ
現代の虐待とかもそんな感じですもの…
恩を感じているし完全に嫌いになれたわけじゃないから、何年経っても呪いのように付き纏うにでしょうね
で、グリフィスと仲間がそれを振り払う新しい価値観を見せて、友になる未来を考えさせたのかしらん。
そこに去来するのは仲良くなって認められているつもりでグリフィスの隣に並べていない寂しさと、ただ後ろについて行く事へ対する意地かね
でも、今度はグリフィスが...
キャスカは人生をグリフィスからもらったんだなぁ
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7〜8巻
ガッツの一人旅は、グリフィスが水浴びで言っていた、
「仲間の死は自分の意思でグリフィスの夢に賭けた結果だからそれ自体に責任は感じないけれど、その賭けてくれた事に報いるため、それを踏み台にしないといけない夢を叶えるためにはなんでもする。」(自分なりの意訳)
というのとキャスカとの会話で、
グリフィスからは特別に思われているかもしれないけどグリフィスの夢になんとなくついて行ってるだけでしかなくて、隣にいる資格がない事に気づいたのがトリガかなぁ
後はキャスカの視線もか…
コルカスみたいにどこかで割り切れればいいんでしょうけど、純粋なんでしょうね
とはいえ別れる前からグリフィスもだいぶ危ういですよね
理屈と今までの積み上げを捨てないために飲み込みながら進んでいる感じ。
飲み込むのにガッツを使っていたと思うんですが、なぜそうなったのかはいまいち見えてこないなぁ
ベルセルクって戦闘もですけど、心の揺れ動きもいいですよね
で、ここが確実分岐点ですね
世界にとってもですが、まぁ運命とかいうやつなんでしょう。
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9〜11巻
「髑髏の騎士」のカバーの髑髏といばらとベヘリットの組み合わせがかっこいい。
グリフィスもやけになって夢にやたらな一歩を踏み出しても寂しくて満たされない感じなのかな。
やっぱり、ガッツに依存する理由はなんなんだろう
最初は(たぶんガッツの主観と同様に)優秀な兵士として見てるてるだけな気がするんですが、それ故の所有欲にしては粘っこいんですよね
それとも、特別視してる訳じゃなくて欲しいものが手に入らないという事に耐えきてないだけなのか。
王様はグリフィスに看破されて言葉にされたのが急所でしょうね
キャスカが弱さを見せたように、ガッツも始めて人に弱さを見せた所はぐっときましたね
子供の頃は何も思わなかったなぁ
2人とも初めて心を預けあえる人ができたと。
でここからの落差よ
カイゼリックが都市を捧げたなら髑髏の騎士にならないでしょうから、別の誰かが都市を捧げた?でもそんなに都市が自分のものだった人物はいるんだろうか
エンジョイ&エキサイティング…
いい娘とダルマ状態で槍に串刺しで再開とかね…
だんだん世界が歪んで黄金時代編の前に戻っていくかんじですね
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12〜15巻
前見たときはガッツ目線でグリフィスのキャスカへの動きが好きじゃなかったですが、今グリフィス目線で読んでみるとたまったもんじゃないですね
過去が歩みを止める事を許さないのに、気絶中に穏やかな未来を受け入れている自分を見てしまい、それでも全てを捨て自殺する事もできない。
周りがなんと言おうが、自分のなかでは恐ろしくみじめだよなぁ…
「二度とお前を…」の続きはなんだろうか。
友と呼べなくなる?それとも許せなくなる?
グリフィスにとってガッツは夢と同じくらいに大きなもので夢を忘れさせたからこそ捧げたのでしょうね
で蝕の絶望感…
ガッツの心をえぐり過ぎですよ…
それでも怒り足掻き暴れ続けられるのが生命力だよなぁ
グリフィスのキャスカへのあれはガッツへの嫌がらせですよね
最高の結果でしたが。
ロストチルドレン編に入りましたが、これパックがいて本当に良かったよなぁ
ガッツの肉体的にも精神的にも漫画的にも。
あと、黄金時代編前の状態を1から始めてる感じですね
ここから読んでも大丈夫な感じ。
まぁここから読むのはかなり残念ですが。
ピーカフのお伽話は子供をおとなしくさせるためにに作られたのかしらん
まぁ俗に言う「望まない妊娠」が多いだろうし、それから目を逸らすための大人の都合もあるのかねぇ
人間の顔の面影を残した昆虫の気持ち悪さよ
ジルの親父は本当にみっともない。
いつまで兜を脱げずにいるんだか
擬似妖精、子供の攻撃性を持ったまま死ぬ事と殺す事への抵抗感がなくなってるのかねぇ
でも、このまま変わらない生活より短いかもしれなけど楽しい、というのは強烈だよなぁ