徒然なるままに

Twitterのモーメント代わりにこちらでまとめてみようかと。 一応、いろんなものの感想を突っ込んでいく予定です。

ヘッドライナー:ノヴィニュース (PS4) 感想

小粒でできることも少ないゲームなんですが、その分選択の重みが大きく、それによって街や人や情勢が大きく変わっていくのが面白かったです

何周も繰り返すシステムとしては良い長さと重みじゃないでしょうか。

 

報道で世論を誘導できるのですが、弟を救うためには国民保健が採択されるようにしてカウンセリングを受けさせてあげたいけど、採択されると同僚は病院の長蛇の列の関係上大変なことになるし、そのかわり薬価を下げようとすると今度は商店の娘さんがその薬で何とも言えないことになるしで、皆が平等に幸せになる道っていうのがなかなかなさそうなんですよね…

何周もしてどの選択がどれに影響してくるのかがわかるようになると、記事を選別するとともに誰を助けるのかを選択している形になるんですよ

裏どりはないけどそれらしい陰謀もあったり、公平とは、報道とは、真実とは…という感じです。


現実に置き換えると、FGOじゃないですが、知らない人間なら殺していいのか、殺す相手なら知らないほうがいいのかと言う話をふと思い出したり。

 

トロコンに関しては、どうしてもNPCの同僚やら弟やらにきつく当たらなきゃいけない部分があってそこはが苦しかったですね

弟に酷い言葉を何度投げかけた事か…

犬もごめんよ…


人に勧められるゲームかと言われると何ともですが、リプレイ動画なんかを見て面白そうだと思う人は大概面白いと感じるのじゃないかしらん

まぁ超大作とかを求めたらアレですが。

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リミット 感想

[リミット] - Wikipedia

 

率直に言って、私には合わなかったですね・・・

あ、以降は多少のネタバレが含まれます。

 

 

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棺桶に入れて埋められた男の話で桶の中だけで物語が進むのですが、主人公が悪態しかつかないんですよ。

電話して助けてもらうしかないのに言われたことに従わないし、かといってスキルや発想で何かするわけでもないし。

一方的に助けてもらう立場なはずなのに、なにを持ってあんなに強気に出れるのか・・・

結局最後まで主人公は建設的な事を何もしなかったような気が。

 

こういう極限状態ものってみている人の突っ込みどころを無くす必要があったり、途中の何気ない行動や会話が脱出につなげるものだと思うんですが、そんなこともなかったように思うんですよね。

空気が薄いのにライターとか、携帯という電池に限りのある命綱で手当たり次第に電話しかも国際電話とか、何かあっても基本対策本部に報告しないとか、蛇の件は穴を利用すると思ったらただの場つなぎとか、電話番号等のメモにスポットを当てた意味とか・・・

まぁ何かしらの暗喩を私が読み取れていないだけの可能性もありますけどね。

 

この映画はアメリカに対しての皮肉を描いてるから観るところはそこじゃないんだ!というなら、個人的にはやっぱり合わないですね

それが隠し味ならいいんですが、そのためにだけなのはなぁ

カタルシスもないのですっきり感もないですし・・・

 

まぁ映画評論家とか、読み取れる人には面白いのかもしれませんね

後は、主人公を許容できつつ、あくまで圧迫感と切迫感を感じるサスペンスとして見るならいいのかなぁ

ウォッチメン 感想

中盤までヒーローが直面する現実とそれぞれの心の内の葛藤なんかが変な綺麗事もなく書かれつつフーダニットのミステリーが進んでいくんですが、後半になると吹っ切れた?二人が話を引っ張りよくあるアメコミ映画に見えてきて、そこへの切り替えが私の中でうまくいかなかった感じ。

 

あの「その場で感じる正義に従う」二人が物語を動かしだしたからこの感想になったの

ですが、ただ素直に今を生きている二人がいたからこその対比でロールシャッハやコメディアンの哲学や正義が際立ち、ロールシャッハの最後のシーンが特に格好良く感じたのかしらん

それで最後に幸せになるのがあの二人はある意味監督の皮肉なのかもしれないなぁとはちょっとうがちすぎですかね

まぁヒーローだからこそ現実との折り合いのつけ方が難しく、信念や正義を持ち貫き続ける事はある意味狂気でしょうから、あの二人こそが普通の人間なのでしょう。

 

絵的にはロールシャッハの顔がロールシャッハテストの図形で視聴者に意味を考えさせるのが映画の雰囲気にぴったりなのと、服装がシンプルかつストイックかつで格好良かったです。

南極でコートとハットはだんでぃだなぁ

プレステージ 感想

プレステージ (映画) - Wikipedia

 

おぉう、最後は特にサスペンスでしたね

叙情トリックな感じですが、よく考えたら手品が題材の映画にはぴったりかな

伏線がある程度わかりやすいので、終盤は最後に収束する所がどちらもある程度予測できましたが、逆に「(明確にしていないけど)そこに気付いている観客向け」に絵を作っている感じで非常にうまいつくりだなぁと。

冒頭に説明される「手品の工程」がこの映画の工程にもなっている気が。

 

で、ストーリー的にはどちらも手品のために全て捧げているだいぶやばい二人でした・・・

最初はショーマンと手品師という比較かなと思ってましたが、結局どっちもどっちという感じですね

個人的には共倒れしてほしい気持ちはありましたが、片方は(たぶん)犯罪を犯していないから、しょうがないのかしらん

でも判官びいきというか、どうしてもメインの方に肩入れしちゃいますねぇ

なんというか、メイン側は「苦労してた」で、もう片方は「周りを苦労させてた」感が強いんだよなぁ

周りの人がかわいそうで・・・

シティーハンター 史上最香のミッション 感想

前から話題になってたので、シティーハンター好きとしてはみとこうかなと。

 

コメディ成分が多めでアニメと比較してしまうとどうしても迫力がなぁと思いつつも、

設定の拾い方が丁寧で原作リスペクトを感じつつ、全体のストーリーが凄くシティハンターでした

自白剤の使い方や、遼に香水が効かなかった所、最初に伏線を貼っていたワンホールショットなんかが「本当に原作好きなんだなぁ」という感じ。

最後のGetWildへの入り方は完璧でしたしね

 

あぁそうか、映画という短い尺だから依頼人との絡みを極力なくし、香との関係性に焦点をあてたのか

完成度的にはアニメの方が高いと思いますが、大まかなストーリー的にはこっちの方が好きかも。